オーストリとは?本場ジョージア在住者が解説します

ジョージ
オーストリってなに?
カヘティ
ジョージア版「ビーフシチュー」だよ

ビーフシチューはお好きですか?ジョージアには、美味しい煮込み料理「オーストリ」があります。

北はロシア、西はトルコなどに隣接しているジョージアは、コリアンダー、ディルなどのハーブを使った料理が多いのが特徴です。

今回は、ハーブとスパイスが効いたジョージア郷土料理のひとつ「オーストリ」についてご紹介します!

オーストリとは

オーストリ

オーストリは、ジョージア伝統の郷土料理のひとつで、トマトをベースに、ビールや甘いジョージアワインで牛肉、にんにく、玉ねぎなどを入れて煮込んだ、いわゆる濃厚ビーフシチューのような食べ物です。

お店によって、味付けや使用するスパイス、具材である肉の種類や部位などは様々ですが、ほろほろに煮込んだ牛肉の旨味が溢れる濃厚な煮込み料理として地元民をはじめ、観光客にも人気です。

本場ジョージア流の食べ方は、別途パンをオーダーして、オーストリにつけて食べるのが主流です。

オーストリは、ご飯のおかずとしてだけではなく、お酒にもよく合うんです。

オーストリとチャシュシュリの違いは?

オーストリと並んでよく見かける煮込み料理に“チャシュシュリ”があります。

チャシュシュリとは、オーストリと同じく牛肉とトマトのシチューです。

一見すると両者の見た目はほぼ同じですが、違いは一体なんでしょう?

本場ジョージアの現地人によると、オーストリは最初に全ての材料を入れて調理されるのに対して、チャシュシュリはメインのお肉は最初に素揚げしてから煮込み、トマトやキノコ類などは後半に追加するとのことです。

チャシュシュリには、豊富なスパイスとハーブ(バジルやパセリ、フェヌグリークやベイリーフなど)に加え、コリアンダーシードを加えて作られることが一般的で、とても香り高く、風味豊かな仕上がりとなっています。

チャシュシュリの付け合わせには通常、ショティという名のパンと、上質なサペラヴィワイン(赤)が一緒に提供されます。

オーストリの作り方

オーストリ

材料(4人分) 分量
牛肉(スネかバラ) 600g
玉ねぎ 3〜4個
トマト缶 1缶
人参 2本
ビーツ あれば
ローリエ 2枚
ビール(または水) 1缶
塩コショウ ひとつまみ〜
チリペッパー 適量
バター 30g〜
お好みのハーブ 適量
  1. 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを飴色になるまで炒める。
  2. 牛肉を入れ、強火で焼き目をつける。
  3. トマト缶、他の野菜、ローリエ、ビールを加える。沸騰したら弱火にし、蓋をして30分以上煮る。
  4. 塩とチリペッパーを加えて、味を整える。
  5. 蓋をして、肉が好みの硬さになるまで煮る(2時間〜汁気が無くなったら水を足す)
  6. 器に盛り、仕上げにお好みのハーブ(パクチーやパセリなど)をのせると色どりがよくなり、より本場の味っぽくなる。

*お肉は、羊肉や豚肉でも代用可能
*ビールではお肉をより柔らかくするためで、水に代用可能

オーストリのまとめ

オーストリは、煮込み料理が恋しくなる寒い時期にぴったりな料理です。

ビーフシチューや煮込み料理が好きな方はぜひ、ハーブとスパイスが効いた「オーストリ」を本場で召し上がってみてください!

  • ジョージアの伝統料理
  • ハーブとスパイスが効いたジョージア版ビーフシチュー。トマトベースにビールや甘いジョージアワインで具材を煮込んでいる
  • パンにつけて食べるのがジョージア流の食べ方
  • ご飯のおかずとしてだけではなくお酒にもよく合う
  • 見た目がほぼ同じ「チャシュシュリ」との違いは、調理工程で材料を扱う順番の違い

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