ジョージアの首都トビリシは世界で最も魅力的な都市のひとつです。
世界各国の都市に比べると小さな街ですが、街はとても魅力的で、住んでいても全く退屈しません。
トビリシは人口約150万人が住むジョージア最大の都市です。
街はクラ川を挟んだ両側に位置するこの街は5世紀に設立されましたが、それ以来約29回再建されました。
さらに、街のいたるところに旧ソ連時代の集合団地や石畳の路面を見ることができます。
狭い路地と小さな中庭の周りに建てられた大きく傾斜しているような置屋も多く残っています。
そんな中、都市の一部ではモダンな建築物も近年増加し、新旧入り乱れた時代の境目や、急成長をとげようとしているジョージアの経済を垣間見ることができます。
これがトビリシでやるべき10のリストです
1. 旧市街をぶらり散歩
東京に下町があるように、世界の多くの都市には旧市街があります。
トビリシもまた例に漏れず旧市街エリアがあり、その地域はオールドトビリシと呼ばれています。
近年は多くの古い置屋が改装され、地元のアートギャラリーや小さなワイナリーや、家族経営のゲストハウスなどがちらほら見られます。
トビリシの風物詩でもある毛並みの綺麗な野良猫が多く生息し、街を歩いているだけでとても心が癒されます。
2. 硫黄温泉で交互浴
トビリシにはなんと、ハマムと呼ばれる天然の硫黄温泉があります。
トビリシの硫黄温泉の歴史は深く、都市の始まりとともにありました。
トビリシの街の名の由来も、「暖かい場所」が語源となっています。
温泉天国の日本の感覚ですと、海外の温泉はなんちゃって感がありそうな気がしてしまうのも無理はありません。
しかし、トビリシの硫黄温泉はそんな固定概念をいい意味で裏切ってくれる至高のスポットなのです。
貸切風呂は30ラリ〜500ラリまで、サービスと設備によって様々です。
日本の一般的な公衆浴スタイルのパブリックバスは3ラリから入れます。
しかし、サウナや水風呂が無いケースや、女性用は湯船がないケースがほとんどなので、出来れば貸切風呂の利用をおすすめします。
お湯はしっかり熱く、水はしっかり冷たいので交互浴に最適です。
3. トビリシの聖三位一体大聖堂(サメバ大聖堂)へ
ジョージア全体に共通しますが、トビリシも多くの教会があります。
2004年に完成したばかりのトビリシの巨大な聖三位一体大聖堂は地元では「サメバ」呼ばれています。
他の教会に比べて歴史は深くありませんが、ここはその他の理由で印象的です。
トビリシの聖三位一体大聖堂の高さは地上高87mであり、これはサンクトペテルブルクの聖イサアク大聖堂とモスクワの救世主キリスト大聖堂に次いで世界で3番目に大きい正教会です。
4. 市内のパノラマビューを望むムタツミンダ公園へ
ムタツミンダ公園はトビリシ周辺の最高地点です。
公園には小さな遊園地、観覧車、多くのレストラン、小さなバーがあります。
夕方のカップルに人気のたまり場で、街の素晴らしい景色を楽しむことができます。
公園へはふもとの教会から徒歩20分でアクセスすることも可能であり、124番バスまたはケーブルカーでもアクセスすることができます。
冬場はほとんどのアトラクションが稼働していません。
5. 郷土料理を食べ歩き
写真提供:Yuki Amano
ジョージアの代表的な料理と言えば、いくつもあって挙げきれないほどたくさんあります。
その中でも特に日本人の口に合うとされているのはジョージア版小籠包の「ヒンカリ」です。
皮が集まった頭の部分を手で持ち、小さく噛んで開いた穴から肉汁を吸って回しながら食べていくのがジョージアスタイルです。
または、頭の部分にフォークをさして食べるのですが、どちらにしても上下をひっくり返してから食べます。
他にも、ゴロゴロの鶏肉をアヒージョ風にしたシュクメルリや、地域によって姿形が異なるチーズエッグパンのハチャプリなどが有名です。
どこも料理一品一品の量が多いので、来週の体重は気にせず心して挑みましょう。
6. ケーブルカーに乗り、ジョージアの母像へ
ムタツミンダ公園とはまた別のケーブルカーで高台に登ります。
ケーブルカーからはクラ側のほとりにモダンな建造物を眺めることができ、川に掛かる平和橋も望むことができます。
ケーブルカーを降りるとトビリシ中心部のパノラマビューを見ることができ、街に向かって後ろには国立植物園、左に進めばジョージアの母像、右に進めばナリカラ砦にいくことが出来ます。
国立植物園にはジョージアと日本の友好の証でもある日本庭園があります。
7. 地元のお菓子を賞味
ジョージアの王朝菓子であるチュルチュヘラは街のいたるところに見ることが出来ます。
見た目は食欲をそそらないのですが、正体は飴です。
糸で数珠つなぎにしたナッツ類が小麦粉で覆われ、ぶどうの果汁でコーティングしています。
街のいたるとこをに吊るして販売されているので見かけたら是非挑戦してみてください。
乾燥させたものなので長距離移動時の保存食としても役に立ちます!
8. 傾いた時計台の人形劇
フォトスポットとして人気の高い傾いた時計塔は、ジョージ王朝の有名な操り人形師、レゾガブリアゼによって作成されました。
12時から19時の間は1時間おきに上部の窓が開き、天使が鐘を打ちます。
9. 地元のナイトライフを体験
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トビリシは、東ヨーロッパでトップレベルのクラブ都市であり、世界的に通名な有名なベルリンとほぼ同じレベルにあると言われています。
パーティーやクラブ文化はジョージアの若者にとってライフスタイルであり、音楽は街の神聖なものです。
競技場や橋の地下スペースを活用し、アジアのクラブと違った重厚感のある内観もまた魅力的です。
クラブに興味がない場合は、小さなジャズクラブからパブに至るまで、地元人や外国人がよく行き交うバーがたくさんあり、生ビールやワインを2ラリから楽しむことが出来ます。
10. 市内から日帰り旅行
ジョージアは比較的国土の小さな国のため、街から街へ日帰り旅行が容易です。
北はカズベキ、西はムツヘタやゴリ、東はクタイシ、少し頑張ればバトゥミなど、多様なロケーションに簡単にアクセスできます。
トビリシへの行き方
日本の各空港からトビリシへの直行便はありませんが、非常に多様な国を経由地として選べるという選択肢があります。
また、ヨーロッパ地域からトビリシを目指す場合は第二の都市クタイシから入国するのも選択肢に入れましょう。
クタイシ空港はヨーロッパ各地に向けたLCCが驚くほどお得な価格で航空券が販売されていることがあるので、交通費がグッと下がるかもしれません。
日本からトビリシまでの詳細な空路は以下の記事で比較解説しています。
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