この記事にたどり着いた方はそんな不安や悩みを抱えているのではないでしょうか。
首都トビリシの街中ではあちらこちらにWiFiがあるのですが、確かな通信速度を常に確保するならば、現地通信会社のSIMカードの利用をおすすめします。
ジョージアの通信会社はいくつもありますが、SIMカードは最大手のMagti(マグティ)を利用するといいでしょう。
Magtiの旅行者向けSIMカードは15日間3GBで30ラリ(約1200円)から利用することができ、平均的に物価の安いジョージアの恩英にあやかり、通信料もまたドン・キホーテ顔負けの激安価格です。
通信量が足りるか不安でも、Magtiのモバイルアプリからカード決済で追加料金を支払うことによって通信量を増やせます。
よって、通信量を少なく見積もって購入しても、多く見積もって購入しても、気兼ねなく利用することができるので非常にストレスフリーです。
この記事では、SIM購入方法と利用方法を現地在住者が網羅的に解説していきます。
お手持ちの端末にSIMロックがかかっている場合は利用することができません。
SIMロックの解除方法や確認については以下の記事で解説されています。
お手持ちの端末にSIMロックがかかっている場合は利用することができません。
SIMロックの解除方法や確認については以下の記事で解説されています。
SIMロック解除の義務化により、キャリアのスマホをSIMロック解除して格安SIMに乗り換え、通信費を節約できるようになり…
ジョージアのSIMカード買い方
ジョージアのSIMカードは国の厳寒となるトビリシ空港に到着してからすぐに購入することができ、15日間3GBで30ラリ(約1200円)から購入することができます。
入国審査が終わり、預けた手荷物をピックアップしたら到着口に出ることでしょう。
小さい空港なので右手に進むとすぐにMagtiのカウンターがあり、そこで購入することができます。
MagtiのSIMカード料金
トビリシ空港のMagtiカウンターで購入できるSIMカードのプランは以下の通りです。
プラン(15日間) | 料金 |
インターネット3GB+国際電話30分+国内通話無制限 | 30ラリ(約1200円) |
インターネット8GB+国際電話30分+国内通話無制限 | 42ラリ(約1680円) |
インターネット23GB+国際電話30分+国内通話無制限 | 60ラリ(約2400円) |
インターネット43GB+国際電話30分+国内通話無制限 | 90ラリ(約3600円) |
インターネット無制限(通話無し) | 150ラリ(約6000円) |
インターネット無制限+国際電話30分+国内通話無制限 | 180ラリ(約7200円) |
上記は実際に用意されている料金表記載のものですが、なんと料金表には載っていないお得な裏メニューがあるのです。
海外ってこういうロールプレイングゲームのようなところが面白いのでクセになります。
裏プラン(15日間) | 裏料金 |
インターネット20GB(通話無し) | 30ラリ(約1200円) |
渡航目的や使用頻度はそれぞれ違うと思いますが、正直言ってこのプランが最も幅広いニーズに合うのではないかと思います。
ジョージア滞在中にタクシー配車アプリやフードデリバリーアプリの利用、銀行口座開設などの予定がある場合はSMSの受信が必要となるのので電話番号が必要です。
裏プランだと通話無しのためデフォルトでSMSの受信はできませんが、Magtiのアプリで3ラリ(約120円)課金することで7日間1GBのSMS利用が可能となります。
MagtiのSIMカード購入手順
SIMカードの購入方法は非常に簡単で、たったの3ステップです。
- パスポートを出す。
- 希望のプランを伝える。
- 料金の支払い。
自分で端末を操作することも一切ないので、ものの3分ほどで購入が完了。
現金に加えてカードでも決済可能です。
諸外国ではインターネットが利用できるようになるまで10分ほどかかるものもありますが、間髪を入れずにすぐに現地SIMが使えるようになります。
タブレット端末にSIMを入れ替えてもそのまますぐに接続されるのでマルチデバイスでの利用も問題なく行えます。
購入の最後にMagtiのSIMが付いていたカードを渡されますが、そこに電話番号が買いてあるので滞在中は保管しておいて損はないです。
ちなみにジョージアの国番号は+995です。
ジョージアのSIMカード使い方
ジョージアは銀行も通信も電子化が進んでおり、日本の月末のようなカオスな窓口はありません。
SIMの購入後の支払いなどに付いては全てアプリケーション内のカード決済で行われます。
Magtiの決済ではVISA / Master / American Expressのクレジットカードが利用可能で、デビットカードもまた利用可能です。
プランの期限後も継続して利用する方法
初回の利用プランの期限が切れてもデータ容量を追加することで継続して利用することができます。
通信容量の追加はアプリ内で「Internet」項目の通信料の残数をタップし、+マークからプランに応じた料金を支払うことで無限に継続して利用することができます。
プラン(1ヶ月) | 料金(1ヶ月) |
1GB(通話別) | 5ラリ(約200円) |
3GB(通話別) | 9ラリ(約360円) |
5GB(通話別) | 12ラリ(約480円) |
20GB(通話別) | 30ラリ(約1200円) |
無制限(通話別) | 150ラリ(約6000円) |
追加購入の場合は、街中のMagtiの店舗でSIMを購入する場合と通常の料金と同じ条件になります。
空港の料金表はあくまで空港の料金表にすぎず、実際は空港のMagtiカウンターであれど裏メニューとして通常料金からスタートできることがわかります。
ジョージアは通信にしてもジムにしても、「○ヶ月縛り」のような概念がないので支払い関連はとても楽です。
有効期間が過ぎたら停止し、支払えば再開するだけなのでMagtiのSIMは保管していれば再度ジョージアに訪れた際にアプリからプラン料金を支払うことによって再び利用することができます。
テザリング機能の利用方法
MagtiのSIMは利用開始に面倒な操作はありませんが、PCやタブレットなど他端末にインターネットを共有するためにテザリング行うのであれば多少の設定が必要です。
- 設定>モバイル通信>モバイルデータ通信ネットワーク
- 項目[モバイルデータ通信]:APNに「3g.ge」を入力
- 項目[インターネット共有]:APNに「3g.ge」を入力
これで即時テザリング機能が利用可能となります。
この設定に際して追加料金は発生しません。
デジタルノマドおすすめのSIMの管理ハック
日本のスマートフォンがSIMロック解除に寛容となったのはつい近年のことなので、海外現地SIMカードの利用が初めてという方も多いかと思います。
僕は世界19ヶ国を旅してきたデジタルノマドと呼ばれる人種だけあって全ての国で現地SIMを利用しています。
SIMカードを利用する度に起こるややこしい事態に対処してきたので、地味に役に立つSIMの管理ハックを2つ共有します。
ヘアピン
スマートフォンやタブレットのSIMカードスロットは開くのにとても苦戦します。
カウンターで現地SIMを入れてもらうときはスタッフが専用のピンを使って開閉してくれるのですが、いざ帰国してSIMカードを入れ替えようものならどうやって小さい穴の奥にあるボタンを押せるのかが不明です。
そこで、専用のピンを使わず、SIMカードスロットを開けるのにちょうどいいものがUピンです。
どこに国でも比較的簡単に入手でき、驚くほど簡単に開けることができます。
男性には馴染みがないしそんなもの持っていたら浮気を疑われるかもしれませんが、度にはマストアイテムなので財布の小銭入れに一つ入れておくと重宝します。
収納ケース
ジョージアのように再利用可能なタイプのSIMはどんどん蓄積していくので、毎度破棄しないと様々な国のSIMがごちゃ混ぜになったり紛失したりと、小ささがゆえに厄介なところがあります。
一番恐るべきことは海外渡航先の滞在中に日本のSIMカードを紛失することです。
全ての持ち物のなかで最小サイズのわりに重要性は最大級なので、できればSIMカードケースをひとつ持っておくとずっと使えるものなのでとてもオススメです。
まとめ
ジョージア滞在ではSIMカードが激安なので、空港に着いた時点での購入をオススメします。
購入方法も利用方法もいままで旅をしてきた国の中で最もシンプルで簡単です。
SIMカードの利用に慣れていないかた、いや、慣れているかたもUピンとSIMカードケースはあると便利です。
ストレスフリーな通信環境で、ジョージアの美しい街並みや絶景をリアルタイムでSNSに投稿してみてはいかがでしょうか。
読者さんからのQ&A
こんにちは、ジョージア在住のRinaです。ジョージアの首都トビリシに初めての日系コワーキングスペースがオープンしたということで、さっそく行ってみました! 実際に利用してみた感想を体験レポートとして書いていきたいと思います。 […]