モモ(Momo)|ノマドに優しい国「ジョージア」での暮らし

ノマドに優しい国「ジョージア」での暮らし

本記事は2023/06/28公開の記事 “თქვენთან ძალიან მეგობრული კანონებია“を日本語訳・再編集したものです。


〜ジョージアに住む日本人「Tiktoker」の暮らし〜

モモ・ニワノさんはジョージア人のSNSユーザーにかなりの人気者。

この25歳の日本人「Tiktoker」は、ジョージアでユーモア溢れるコンテンツを作成しています。

私たちはモモさんがジョージアに来たきっかけや、彼の目標や今後のプランに興味を持ちインタビューをすることにしました。

 

【モモ】

元々私は日本出身ですが、しばらくアメリカや中国に住んでいました.。

ドイツの大学で学び学士号と修士号をドイツで取得しました。

大学には数名のジョージア人学生もいました。彼らは私が最初に出会ったジョージア人でした。

その中で、特に一人のジョージア人女性と仲良くなり、友達になりました。彼女はジョージアの歴史や文化、料理について教えてくれました。

それがきっかけで私はジョージアを訪れることを決め、2018年に来てここで2週間過ごしました。

クタイシ空港からトビリシまでバスに乗ってやってきました。私の最初のジョージア訪問は正月休みと重なりました。

トビリシに到着した時、きらきらとライトアップされた街が目に飛び込んできました。

その時の印象は「まるで童話のような街に来ちゃった」でした!すべてが輝いていて美しいと感じましたした。

また、次に印象的だったのは、世界的に有名なファーストフード店の看板に書かれたジョージア文字を見たときです。

ジョージア文字は私にとってとても異国的で私は驚きました。まるで象形文字のように感じました…

 

現在、どのくらいのレベルでジョージア語を話せますか?

もちろん私は基本的なジョージア語しか話せませんが、2人が雑談している時のざっくりした内容を理解できるレベルです。

また、今はジョージア文字を見分けて読むこともできます。例えば、レストランに行った時には、ジョージア語で書かれたメニューを読んでウェイターにジョージア語で注文することもできます。

昔ながらの方法で語学学校に行ってしまうと、文法から直接始めるので、学ぶモチベーションが低くなるかもしれません。

ですので私は、いろいろなシチュエーションで触れるジョージア語の単語を「収集」して、それらを覚える方がよいと感じています。

そして、もし別のシチュエーションで同じ単語を耳にしたら、それらを覚えた文脈に紐づけてアレンジすることで、より早く覚えることができます。

 

モモさん、初めてジョージアを訪れた際に、動画でも使用したTkemliソースを試しましたか?

いいえ、私もこの動画をちょうど撮影したところです。

以前は別の料理と一緒にTkemliソースを試したことがあったかもしれませんが、それを単体で試したことはありません。

また、動画で出てくるTkemliソースは手作りです。友人が私にくれたもので、とても気に入りました。

 

ジョージア料理で他に好きなものはありますか?

私のお気に入りの料理はカシュラマ(Khashlama)です。

また、オイスターズやファミリー、ハルチョー、ナスとクルミのペーストにザクロがのったジョージア風サラダが好きです。

ナスのサラダは毎日でも食べたいくらい、とても大好きです!

もちろん、ヒンカリとハチャプリも好きですが、特にたっぷりのチーズが乗ったメグレリハチャプリが好きです..。

 

ジョージアに移住した目的は何ですか?また、ここにいる期間はどれくらいですか?

私はこれまでに短期間ですがジョージアに3回滞在しています。そして今回が4回目の滞在で、去年の10月からここに住んでいます。

ドイツでの学業を終える前に、ジョージアに戻りたいと考えていました。

私はこの場所にとても惹かれたので、ドイツからジョージアに来ることを決めました。

私の仕事はITプログラマーです。私はアメリカと日本にあるさまざまなクライアントのために「フリーランサー」として働いています。

 

どのようにここでの生活に順応しましたか?

まず第一に、ジョージアの法律は、私たちノマドにとって非常にやさしい点があります。

簡略化されたビザ条件は外国人にとって好条件です。もちろん、いくつかの制約もありますが、ここに滞在し、働き、銀行口座を開くことができます。

この点では、他のヨーロッパ諸国と比べて快適な環境だと思っています。

また、ジョージアの人々と親しくなるにつれて、他の先進国と比較してここでは「時間がゆっくりと過ぎる」ことと「たくさんの学びがあること」に気が付きました。

ジョージア人はオープンで誠実、寛容な性格が特徴だと思います。

私は今は一人暮らしですが、一度も寂しいと感じたことはありません。

近所でバスケットボールをしに出かけると、彼らはすぐに私を歓迎して一緒に楽しい時間を過ごしてくれます。まるで私が長い間ここに住んでいるかのように。

 

ジョージアのリアルに合わせた「TikTok」コンテンツを作成するというアイデアはどのように生まれましたか?

 

ジョージアのリアルに合わせた「TikTok」コンテンツを作成するというアイデアはどのように生まれましたか?

私の友人のヒロキさんはジョージアに住んでいましたが、後に日本に戻りました。

ヒロキさんは積極的にTikTokコンテンツを作り、日々の生活を発信していました。

彼のような動画コンテンツを作ることが私にとっても楽しく感じました。

初めて公開した動画はあまりバズりませんでしたが、ある時、私がヒンカリを食べる様子を撮影した動画を作りました。

 私がそれを食べると、ジュースが完全にこぼれ出て、そしてヒンカリの中身(肉の餡)も落ちてしまいます。

ヒンカリを食べる際の重要なポイントは、肉汁を上手にこぼさず飲むことですよね(笑)?

つまり、この動画は下手クソなヒンカリの食べ方に対してたくさんのコメントが殺到し、大きくバズったのです。

ある「インフルエンサー」の1人、ズビアド・アリエフさんもその動画をシェアしてくれました。

その結果、この動画の再生数は300万回まで伸び、この出来事がその後継続的にTikTok動画を撮り続けるきっかけとなりました。

 

アイデアを考えたり、撮影に多くの時間とエネルギーを費やしていますか?

 

座ってアイデアを考えることはありません。アイデアを考えることができないのです。でも編集作業は好きです。

アメリカや日本のビデオをたくさん観て、バズる動画の法則を探すことがあります。

そのノウハウを貯めながら、引き続き他のバズ動画も観察し続けます。

私がコンテンツを作るときは、いきなりビデオ撮影を始めることが多いですね。

ある環境にいるときに、突然アイデアが浮かんできます。

直感的に浮かんできたネタをヒントに動画を撮りはじめるほうが私には合っていると感じています。

 

ジョージアの友達は動画制作を手伝ってくれますか?また、ジョージアのTVのニュース番組についてのビデオも公開しましたね…

 

私のジョージアの友人の一人は日本に住んでいたので、彼は日本語をよく知り、日本の文化も知っています。

おもしろいジョークを思いついた時、時々彼とシェアすることがあります。

彼はジョージアと日本の両方の文脈を知っているからです。

例えば、ある時私は彼に「日本人が言ったらジョージア人が驚くような、ありきたりじゃないジョージア語のフレーズを教えて」と頼みました。

 

彼は私にこのことわざ “სახელის გატეხას თავის გატეხა ჯობია”  (自分の名声を捨てることは、自己を捨てるよりも価値があるということ)を教えてくれました。

その言葉を胸に動画を作ることにしました。

 

また、私が「ナカロフカ」に住んでいると聞いた時、友人がトビリシのこの地区に「一番雰囲気が近い」東京の街を教えてくれました。

このような日本とジョージアの比較や共通点を通じて、どこにフォーカスすべきかを探っています。

 

ニュースキャストの動画に関して、そのジョークの元ネタは「BBC」でした。私は友人に「ジョージアにも似たようなテレビチャンネルはあるか?」と尋ねました。

彼は「はい、あります。そして私もジョージアのTVチャンネルについての動画を作りました」と言ってくれました。

 

モモさんは何ヵ国語を話すことができますか?

 

私は英語と日本語を完璧に話すことができます。ドイツ語はB2レベルで理解しています。

また、中国語はB1レベルで話せますし、ジョージア語も初級レベルで知っています。

 

あなたの家族はどこに住んでいて、何をしていますか?

私の家族は日本では少し特殊なほうだと思います。
幼い頃から、両親はいろいろな国を転々と渡り歩いていました。

私の両親は互いに出会い、結婚する前から別々の国に住んでいました。
そして、子供の頃から私たちは引っ越しを繰り返すことになりました。

姉は以前パイロットの仕事をしていてフロリダに住んでいました。

その後アメリカ人の夫と結婚し、2人の子供とともに今は日本に住んでいます。

一方、母親は日本に住んでいます。母は元々は主婦でしたが、今は芸術系のコースを受講することを決め、絵画、デッサン、さまざまなアートを学んでいます。

父親は独立してビジネスをしており、私たちとの交流はあまりありません。大学を卒業した後も、母親ともあまり頻繁には連絡を取りませんでした。
以前は一時的にジョージアに滞在していましたが、現在はスタートアップ企業に関与しており、また日本への帰国も考えています。

 

モモさんは恋愛していますか?

今私は独身です、でも恋愛には「オープン」です。

 

ジョージアでは人気を感じますか?

とても感じます。私は主にバスケットボールをするために広場に行きます。

大人たちは私に「ねえ、君はTiktokerだよね?」と声をかけてくれます。

彼らは私をすぐに見分けます。 最近、日本に行ったのですが、私の日本滞在中にジョージア文化をPRするカルチャーイベントが重なりました。

イベントに参加していたジョージア人が私に気付いてくれたのは、とても嬉しい気持ちでした。

一般的に私は内向的な性格です。運動に行ったり、家で仕事をしたり… 買い物に行ったり… 人々が私を見ているのは、私を知っているからなのか、「ナカロフカ」に住んでいる日本人は私しかいないからなのか、よくわかりません(笑)。

彼らは僕に暖かく接してくれます。時々子供たちが近づいて一緒にセルフィーを撮ったりもします。

 

ジョージアでのあなたの今後の計画は?

 

心の赴くままに私はジョージアに滞在するつもりです。一生ここにいるかもしれません。

今、私はプログラマーとして働いています。心から人々を良い気分にさせ、笑顔や笑いを引き起こすコンテンツを作りたいと思っています。

私の冒険が発展し「TikTok」を超えて映画や番組のレベルに広がると嬉しいです。

子供の頃から、私はジョークを言って人々を笑わせることが好きで、これらのスキルをさらに発展させたいです…

 

夏はどこで過ごす予定ですか?

 

最近、ドイツの大学卒業に関する煩雑な手続きが必要だったため、何度かドイツに行きました。そして2週間前に日本からジョージアに戻ってきました。もう積極的に旅行する予定はありませんが、この夏はカヘティやバトゥミを訪れたいと思っています。

 

著者:
エト・コルガナシヴィリ

情報ソース:
http://gza.kvirispalitra.ge/kveqana/10357-tkventan-zalian-megobruli-kanonebia/?fbclid=PAAaat5NSqfgSMxb7uaFEWDXJsnsPm3kvPh3vsdqiiBqvDLdpmJEA5p3QypBM

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