チュルチュヘラとは?本場ジョージア在住者が解説します

  • 2020年9月12日
  • 2020年9月12日
  • グルメ
ジョージ
チュルチュヘラって何?
カヘティ
悪魔の棒だよ

「チュルチュヘラ」はカラフルなスパイス類やナッツをぶどう汁で固めたジョージア名物菓子です。

ぶどう愛の強いジョージア人に愛されるブドウの加工方法は、ワインだけにとどまりません。

ジョージアを訪れたことのある人なら、知らない人の方が珍しいとされるこの名物菓子。

見た目は少々不気味ですが、謎に包まれたお味や歴史は一体どうなのでしょうか?

チュルチュヘラとは?

チュルチュヘラとは、ジョージアの伝統菓子であり、ジョージアの国内どこでも目にする、国民的スイーツです。

紀元前から、保存食としても愛されています。

主な原材料は、ナッツ・トウモロコシ・砂糖、そしてぶどうです。

チュルチュヘラはどこで買えるの?

ジョージアではスーパーマーケットや市場で簡単に手に入れることができます。

値段は大きさや味によって変動しますが、およそ平均3ラリ(約115円)ほど売られています。

ジョージアワインで有名なイメレティ州、カヘティ州等のチュルチヘラが最高とされ、ブドウが収穫される秋に家庭や葡萄園で作られています。

チュルチュヘラの発祥は?

ジョージアは、古代石器時代の紀元前8,000年もの昔からブドウ栽培とワイン醸造が盛んです。

そのため、チュルチュヘラはブドウを収穫する10月末ごろを中心に、ワイン製造のための余ったぶどうを保存する目的で作られ始めたと言われています。

チュルチュヘラはジョージアのほかにもロシアやギリシャ、キプロスやトルコなどの周辺国でもよく食べられています。

気になるその味は

チュルチュヘラは薄くスライスして食べることが、一般的なようです。
※中に、ナッツを一列につなぐためのタコ紐のような糸が通っているので、食べるときには誤って口にしないように注意してくださいね。
ナッツを1粒ずつちぎって口に放り込むと、ふわっとブドウの香りを感じさせるフルーツの匂いがして、ナッツの食感が小気味良い感じです。
口の中でさわやかな酸味と甘味、そしてナッツの香ばしさが混ざり合い、なんともいえずおいしい…(言わされておりません…)
食感は硬めのグミ、あるいは羊羹やういろうに似ている感じでしょうか。
筆者のジョージア在住の知人からは「若干甘い、ゴム」という評価が得られました。
ブドウでできていると言われなければなかなか気づくことができない、なんとも意外性のあるお菓子です。
美味しいかどうかは、個人の主観によるものなので、ぜひこの銘菓が不味かった場合に紹介者を傷つける凶器にならないことを祈るばかりです。

チュルチュヘラの作り方

チュルチュヘラの作り方は以下の4ステップです。

  1. まずはナッツ10粒程度を紐に通して用意しておきます。
    伝統的なチュルチュヘラで用いられるナッツはジョージアン・ヘーゼルナッツです。
  2. ブドウを絞って取り出したジュースに砂糖とトウモロコシの粉を加えて煮詰める。
  3. ドロっと粘り気が出てきたら、その液体に紐で一連にしたナッツをくぐらせ、冷やして固めます。
  4. この工程を何度か繰り返し、ある程度の太さになったら完成です。

大きさは10cm〜15cmくらいの長さのものが多く、最近では、ブドウ以外のフルーツの香料を加えたり、クルミやドライフルーツを使ったものも人気で、カラフルな色をつけたりとさまざまな工夫がなされています。

チュルチュヘラ情報のまとめ

ジョージアにお越しの際は、ぜひ悪魔の棒 チュルチュヘラを1本お買い求めてはいかがでしょうか?

値段もお手頃なのでジョージア土産として喜ばれること請負いです。

  • ジョージアの伝統保存菓子
  • 主な原材料は、ナッツ・トウモロコシ・砂糖、そしてブドウ
  • スーパーマーケットや市場で平均3ラリ(約115円)買える
  • ジョージアワインで有名なイメレティ州、カヘティ州等のチュルチヘラが最高峰として有名

 

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