首相、「憲法違反」を理由に大統領弾劾を求める与党の動議は「正当」だと発言

ジョージアのイラクリ・ガリバシビリ首相は月曜日、サロメ・ズラビチビリ大統領が政府の許可なく公式訪問に出国したことによる憲法違反の疑いで弾劾手続きを開始した与党ジョージアの夢党の決定は「完全に正当化された」と述べた。

この問題に関する発言の中で、ガリバシビリ氏は、同国の憲法が「外交政策は政府によって実施される」と定められていると指摘した。

残念なことに、大統領は政府による(外国訪問の要請の)拒否を考慮に入れておらず、大統領は明らかに憲法に違反した。憲法は、外交政策はジョージア州政府によって実施されると説明しているが、政府が大統領に[この権限を]与えた場合、その場合にのみ大統領はこの権限を果たすことができる」と述べた。

首相はまた、ズラビチビリ氏が今年初め、同国に欧州連合加盟候補資格を与えるために欧州委員会が設定した勧告を満たす義務を政府が履行していないと述べたコメントにも言及した。

彼女はまた、最も憂慮すべきこと、つまりジョージア州は昨年[EU]の候補者としての地位に値しなかったとも述べた。もちろんその後は、[彼女] の信頼性が単に失われるだけの証拠はもう必要ありません。私たちには(弾劾の動きに)[他の]動機はありませんでした。私が彼女に権限を委任するのは不公平です」と彼は続けた。

ガリバシビリ氏はさらに、憲法違反の「実証的」疑惑を嘆き、「現時点では我々は模範を示して指導しなければならない」と述べた。

政府当局は水曜日、ズラビチビリ氏のドイツ、ウクライナ、スイス、ポーランド、ベルギー、デンマーク、アラブ首長国連邦、ブルガリア、チェコ共和国、イスラエルへの公式訪問の承認を求めるズラビチビリ氏の事務所からの要請を政府が拒否したと発表した。

しかし、政権がジョージアのEU加盟候補資格付与への支持を集めるために欧州首脳らとの一連の会談を開始すると発表したため、いずれにせよ大統領は木曜日にドイツ訪問に向けて出発した。