議会委員長:ウクライナ戦争は2008年のロシアによるジョージア侵略の「継続」

ジョージア議会の国防安全保障委員会のイラクリ・ベライア委員長は月曜、ウクライナで進行中の戦争は2008年のロシアによるジョージアに対する全面侵略の「継続」であり、「国際社会の失敗の結果」であると述べた。その際に「侵略者の責任を問う」ことを目的とした。

ブルージュで開催中の共通外交・安全保障政策および共通安全保障・防衛に関する会議での演説で、ベライア氏は、ウクライナに対するジョージア政府の「強力な支援」と、ロシア侵略者から自国を守る「勇敢な国民との連帯」を繰り返し述べた。

ジョージア当局者は、ロシアが現在進行中の「残忍な戦争」は「孤立した事例ではなく、主権の国境を武力で引き直そうとする明らかな試み」であると指摘した。

「ロシアがウクライナに対して戦争を仕掛けている中、我が国の20パーセントはいまだ占領されたままであり、(ロシアの)占領地域の状況は著しく悪化している」と同氏は集会で語った。

不法な軍事駐留と「国境地帯化」、殺人と人権侵害、事実上の併合措置、そしてハイブリッド戦争のさまざまな兆候は、ロシア占領の日常的な結果である。これらすべては、我が国の海岸に海軍基地を建設するという意図と合わせて、欧州の安全保障に対する深刻な脅威である」とベライア氏は付け加えた。

同議員は、ロシアにウクライナから撤退するよう圧力をかけるとともに、ジョージアの占領解除と2008年の欧州連合仲介による停戦合意の履行が欧州の課題の「最優先事項」であり続けることが「同様に重要」であると強調した。

たった一人のロシア兵がジョージアの領土に留まれば、ヨーロッパの本格的な安全保障は達成できないだろう。しかし、ロシアに撤退するよう圧力をかけることとは別に、あらゆる範囲の脅威に対する我が国の防衛と回復力を強化するための支援をさらに強化し、欧州の安全保障にとって後者の戦略的重要性を考慮して、黒海地域におけるEUとNATOの関与を強化することが重要である。」とベライアは続けた。

議会委員長は、ジョージアが「平和的な紛争解決政策を断固として追求」していること、また「野心的な民主主義、安全保障、そしてEUとNATOの統合課題」を強調した。