ジョージアの大手建設開発会社であるAlliance Groupは、世界貿易センター協会（WTCA）と協力して、ジョージアで最初の世界貿易センターを開発している。
『WTC「世界貿易センター」バトゥミ』という名前のプロジェクトには、国際基準のショッピングセンター、Aクラスのオフィススペース、展示センター、国際的なホテルブランドが含まれている。
Alliance GroupのCEO兼共同設立者であるAkaki Songuliaは、プロジェクトについて「これはジョージアで、そしてこの地域で初めてのMICE志向の高級施設になるだろう」と述べてた。
世界貿易センターバトゥミは、シーズン中に最も人の往来が多い海沿いのプロムナード（「大通り」）の中央に位置し、海に面した最初のラインにある24,000㎡のスペース（建築面積450,000㎡）を占めることになる。
Alliance Groupは、20年間放置され、街並みや地域環境にダメージを与えられていた13階建ての未完成の建物を解体する。
その代わりに、ジョージアのMICE観光の主な場所となる、バトゥミ初のエネルギー効率に優れたショッピングセンターやビジネスセンターを開発する。
Alliance Groupは、世界貿易センターバトゥミiに3億8000万ドルを投資する。
Akaki Songuliaはこう述べた：
「世界貿易センターがバトゥーミに入ることは、ジョージアの観光をアップグレードすることになります。私たちの国にとってこれは裕福な観光客を意味する。ビジネス旅行者は通常の観光客に比べて高額の消費者である。」
Alliance Groupは2005年にバトゥミで近代的な住宅団地を建設・開発した最初の建設・開発会社であり、2008年にはアパートホテル構想を最初に実施し、2015年には国際的なホテルブランドを初めて複合施設に取り入れた。
同社はすでに完成したアジャラの様々な大規模プロジェクトに2億ドル以上を投資している。
現在進行中のプロジェクトにはさらに6億4,500万ドルが投資されており、Marriott Internationalや Wyndham Hotel Groupなどの国際的なホテルネットワークと協力した多機能複合施設フランチャイズの開発も含まれている。
Alliance Groupが現在進行中のプロジェクトや新たに発表したプロジェクトには、以下のようなものがある。
世界貿易センター・バトゥーミ（この物件のために国際的なホテルブランドと協議中）、Alliance Palace（Courtyard Marriott hotel）と Alliance Privilege（5つ星Marriot hotel）のバトゥミの複合施設、Qobuleti町の複合施設（この物件のために国際的なホテルブランドと協議中）、トビリシのAlliance Highline （Wyndham Garden hotel）などがある。
Alliance Groupの過去および現在進行中のプロジェクトへの投資総額は8億4,500万ドル。
Akaki Songulia代表はこう述べている：
「私たちは長期的な視点で考え、持続可能なプロジェクトを開発し、マインドセットを創造します。過去15年間、Alliance Groupは、バトゥミでの初の近代的な住宅開発の建設、国内でのアパートホテルコンセプトの立ち上げ、国際的なホテルブランドの複合施設への導入、Qobuletiでのウェルネスツーリズムの発表、また、全てのプロジェクトでの初の国際的なバケーション交流ネットワークの構築など、革新的な取り組みを行ってきました。最後になりましたが、Alliance GroupはMICE観光にも進出しており、国の観光セクターだけでなく経済全体に大きな価値をもたらしています。
バトゥミのような観光都市では、持続可能なプロジェクトを開発することが不可欠です。私たちは環境に配慮しています。」
同氏によると、世界貿易センターバトゥミのAlliance Groupはレクリエーションのインフラを開発し、エネルギー消費を最小限に抑え、年間6500トンのCO2排出量を削減する。
年間6500トンのCO2排出量を削減するには通常32,000本の木が必要。
世界貿易センター協会 (WTCA)によると「世界貿易センターバトゥミは、同じビジョンを共有する世界中の新しいビジネスや貿易パートナーを引き付けることができる。ジョージア最大の港湾都市の一つであることと、ジョージアの観光産業にとっての重要性を考えると、バトゥーミの存在はWTCのネットワークに素晴らしい追加となるでしょう。また、プロジェクトの象徴的なデザインを考えると、世界貿易センターバトゥミは、世界中の他の世界貿易センターの素晴らしい補完となります。」
ニューヨーク、ブエノスアイレス、ロンドン、ブリュッセル、ベルリン、パリ、マドリッド、ミラノ、イスタンブール、北京、上海ソウル、シンガポール、東京、そして世界中からの他の百トップ国際都市、そして今回の世界貿易センターバトゥミ。
“バトゥミには新たな可能性がある。それは会議産業の国際的な場所になることです」と、Alliance GroupのCEOは述べている。
Alliance Groupは、ジョージア初の国際的なMICEハブとなる革新的でエネルギー効率の高い新プロジェクト「WTC Batumi」を2024年までに完成させる予定です。
